2009年8月22日土曜日

WISH2009

WISH2009

早朝のエントリにも書きましたが、昨日WISH2009というイベントに参加してきました。これは、「ウェブの未来を担う可能性を発掘・共有・応援しようというイベント」。ウェブ関連サービスや端末を開発している企業・個人がプレゼンテーションを行い、その知名度を高め、飛躍するきっかけを与えようという企画です(って、コピペかよ)。

あまり大々的に宣伝されていた印象も無く、私自身Twitter経由でたまたま知ったのですが、会場は超満員状態。開催者発表によると定員300名のところ400名くらいつめかけたようです。私は少し遅刻気味に入場したので、危うく席が無くなって立ち見になるところでした。 一般参加料3,000円と有料イベントであることを考えると、この盛況ぶりはすごい。

イベント内容は、予め先行されたウェブ関連サービスの開発者(企業・個人)が、そのサービスについて7分間のプレゼンを行い、審査員と一般客の表彰により各賞を表彰するというもの。

プレゼンターは以下の14組(敬称略)

7分間という限られた時間の中、ほとんどのプレゼンターが時間切れになってしまうという残念な状況はありましたが、さまざまなWebサービスの存在を確認することができたのは大きな収穫でした。

そして、何より楽しかった。

審査結果は、

  • AMN賞 - JOKER RACER
  • ギズモード賞 - xtel
  • CNET賞 - Action*Pad
  • ITmedia賞 - Lang-8
  • Impress賞 - cerevo
  • NIKKEI BP賞 - ドレスファイル

そして、栄えある大賞は…?!
サイドフィード株式会社のJOKER RACERでした。

うーん、やはりな。と言った感じ。一番エンターテイメント性に優れているし、プレゼンテーションも上手かった。笑いの要素もあり、圧倒的なインパクトもありました。

私も一般投票で最高点入れましたし。

しかし、「ウェブの未来を担う可能性を発掘」というイベントの趣旨から考えたらどうなんでしょうね?

JOKER RACER は、確かに面白いし、私たちが考えているラジコンの概念を覆すような歴史的な発明かも知れません。しかし、「ウェブの未来」と呼べるほどの革新性があったかどうかは疑問です。ここからウェブの何かが変わるという実感はありませんでした。

まあ、私も最高点入れたのは、理屈抜きに「おもしろい!」と引き込まれてしまったわけなのですが…。

私が個人的に評価したいのはクリステル…もといxtelでした。

実は、プレゼン自体はあまり惹かれるものが無かったのですが(すみません…)、帰宅してサイトで確認してみたら評価が変わりました。このサービスは今回ノミネートされた中で、最もウェブサービス全体を革新させるポテンシャルを持っています。

それと、もう一つ気になったのがcerevo。

これまで、大手メーカーしか開発製造が困難だったデジカメを、ベンチャー企業が自主制作して廉価販売しようとしているのは、とても意義あることに感じました。「EVM」と「オープンソース」が、ベンチャー企業による家電品の開発を可能にし、魅力ある製品が次々に登場する時代です。

そのうち、電気自動車なんかも作っちゃったら面白いと思います。

とにかく、WISH2009には大きな刺激をいただきました。私もがんばらないと。

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